別の工作員情報を利用か

元専属料理人に接触で

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 北朝鮮の工作員とみられ、6月に千葉県警に詐欺容疑で書類送検された朝鮮籍の男性(65)=埼玉県=が、2012年に故金正日総書記の専属料理人だった藤本健二氏(仮名)と接触し、訪朝を促す金正恩朝鮮労働党委員長(当時は第1書記)のメッセージを伝える際、大阪府警に摘発された別の工作員が収集した藤本氏に関する情報を利用したとみられることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査当局は、千葉県警が摘発した男性は、北朝鮮による日本における工作活動のキーマンの可能性があるとみている。北朝鮮による具体的な工作活動や情報のやりとりの一端が明るみに出るのは異例。