世界視野に成長を 杵築高「グローバルプロジェクト」始動【大分県】

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米国や英語学習などについて話す会田裕二さん=杵築市の杵築高校
会田さんに質問する生徒

 羽ばたけ、世界へ―。杵築市の杵築高校(丸馬寿校長、595人)が多様化する国際社会に対応できる生徒を育てようと、本年度から「グローバル人材育成プログラム・志四海(ししかい)プロジェクト」を実施している。同校の1年生199人が3年間を通して、海外に住む卒業生との交流や英語圏への研修旅行などを経験する。

 プロジェクトの第1弾として11月15日、「グローバル講演会」があった。米国で貿易会社を経営する会田(かいだ)裕二さん(65)=市内宮司出身=が「アメリカ諸事情」をテーマに講演した。

 会田さんが住むカリフォルニア州には日本人や日系人が計約42万人住んでおり、道路は片側7車線あるなどと紹介。英語を交えながら、生徒に「英語を習得するなら学問と会話は分けて考えるべき」などとアドバイスし、「目で見て感じなければ分からないことはたくさんある。若いときにできることは行動に移そう」と呼び掛けた。

 講演後に座談会も開催。30歳で米国に渡り仕事を始めた経緯などを説明した。生徒からは「海外でビジネスをするには」など、さまざまな質問が出た。木下千佳さん(16)は「将来海外で働きたいと思っていたので、大先輩の話が聞けてうれしい。英語の勉強を頑張り、世界を見てみたい」と話した。

 今後、2年時にはシンガポールへの修学旅行、3年時には米国での文化交流などを行うことにしている。