<鳴子温泉>新聞バッグ、美と機能競う 高知のNPO法人主催、復興支援が縁

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デザイン性の高い紙面を生かしたバッグが並ぶコンクール

 古新聞で作るバッグの出来栄えを競う「第8回しまんと新聞ばっぐコンクール」が8日、大崎市鳴子温泉の旅館弁天閣で始まった。新聞バッグの普及に取り組む高知県四万十町のNPO法人RIVERの主催。東日本大震災の復興支援を通じて生まれた交流が縁となり、高知県外で初めて開催した。9日まで。

 「食べ物を入れるバッグ」という今回のテーマに沿って、国内外から応募された456点を展示。広告や写真を表面にした色とりどりのバッグが温泉宿の廊下や階段に並んだ。公開審査もあり、デザイナーら審査員3人が美しさや機能性を評価した。

 新聞バッグは3~5枚の新聞紙を折り、のり付けして作る。2003年、環境負荷への配慮などから四万十町で考案され、英、米両国で人気に火が付いた。同法人は09年にインストラクター養成講座を始め、全国の550人以上が受講した。

 大崎市岩出山の農家らでつくる団体「海の手山の手ネットワーク」(海山ネット)は11年、震災で鳴子温泉に2次避難した南三陸町の住民らの現金収入につながる手仕事として着目。同法人から制作法や販路開拓の支援を受け、これまでに約15万個を販売した。

 コンクール開催を提案した海山ネットの野田道貴さん(43)は「震災から7年以上がたち、なりわいづくりの役目は終えつつある。今後は湯治客の楽しみとして広め、鳴子温泉の新名物に育てたい」と話す。

 午前10時~午後5時。連絡先は野田さん090(8688)7067。