江村、2年連続決勝へ サーブル フェンシング全日本選手権【大分県】

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準決勝で鋭い突きを繰り出す江村(左)=東京都の駒沢体育館

 フェンシングの第71回全日本選手権(個人)第3日は8日、東京都の駒沢体育館であった。女子サーブルで大分市出身の江村美咲(20)=中央大=が決勝に進んだ。

 最終日の9日は東京グローブ座で男女各種目の決勝があり、県勢は江村のほか、男子フルーレに別府市出身の上野優斗(19)=中央大、女子フルーレに妹の優佳(17)=星槎国際高=が臨む。

 女子サーブルで、大分市出身の江村美咲(20)=中央大=が強さを見せ、2年連続で決勝進出を決めた。

 予選は無敗で全体2位で通過すると、決勝トーナメントでも圧巻の強さで勝ち上がった。準決勝の相手はこれまで何度も対戦し、互いに手の内を知る福島史帆実(セプテーニ・ホールディングス)。リードを許す苦しい展開となり、4―8で1分間の休憩に入った。

 体を休めながら過去の負けた試合を思い出し、「焦らず、冷静にやろう」と気持ちを切り替えた。そこからリーチの長さと瞬発力を生かし、一気に間合いを詰める攻めでリズムを取り戻し、6―10から9連続得点で劇的な逆転勝利につなげた。

 ことしは腰の疲労骨折で約4カ月間、大会に出場できなかった。だが地道なリハビリが奏功。「競技中に痛みを感じることはなく、コンディションは良い」と不安はない。

 日本代表の主力として世界大会でも活躍するが、全日本選手権の頂点にはまだ立っていない。昨年は初めて決勝まで進んだが1点差で惜敗。「本当に悔しかった。今回は優勝だけを狙っている。守りに入らず、挑戦者の気持ちでやりきりたい」と雪辱を誓った。