トナミ運輸が白星発進 高岡でバドS/Jリーグ開幕 

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 実業団の日本一を懸けたバドミントンのS/Jリーグが8日、高岡市民体育館で開幕した。3連覇を目指す男子のトナミ運輸(高岡市)はトリッキーパンダース(京都)に3−0で快勝した。高岡大会最終日の9日はJTEKT(愛知)と対戦する。

 トナミ運輸は第1ダブルスでエースの園田啓悟、嘉村健士組がストレート勝ちでチームを勢い付け、続くシングルスの下農走(しものはしる)も第2ゲーム以降に持ち直し、2−1で勝利。第2ダブルスの保木卓朗、小林優吾組も完勝した。

 2連覇を狙う女子の日本ユニシスに所属する高橋沙也加(高岡西高出)はシングルスでストレート勝ちした。

 大会は男女各10チームが出場し、それぞれ2リーグに分かれて総当たり戦を行う。各リーグの上位2チームが来年2月のトップ4トーナメントに進む。■声援が力、重圧に勝つ 下農 得意のスマッシュが決まるたび、小さく拳を握った。トナミ運輸のシングルスを任された下農は「勝って当たり前」というプレッシャーを感じながらも勝利した。荒木純監督は「緊張や不安の中でよく勝ってくれた」とねぎらった。

 国内最高峰の団体戦とあって、第1ゲームは「頭が真っ白になった」と振り返る。緊張で体も硬く、6連続失点などでリードを許し、17−21で落とした。

 そんな中、勇気を与えてくれたのが観客の応援だった。「いろんな方の声が聞こえ、支えになった」。以降は緩急自在の攻撃を仕掛け、第2ゲームは21−11、第3ゲームは21−14と危なげなく取った。

 10月の台北オープン1回戦で敗れ、スタミナ不足を痛感。以降、全体練習の前と後に30分ずつ走り込んでいる。この日も終盤まで足が動き、「最後まで自分のプレーが出せるようになった」と進歩を実感する。

 1、2の両日に決勝、準決勝があった全日本総合選手権で8強に入り、日本代表復帰が内定した。波に乗る21歳は「次も勝って、いい年末年始を迎えたい」と笑った。(高岡支社編集部・市江航大)■高橋沙ストレート勝ち 日本ユニシスの高橋はストレート勝ちしたものの、内容には不満げだった。接戦で始まった第1ゲームは中盤では差をつけられ、終盤でなんとか逆転し、21−17で取った。「どんな相手でも、世界トップレベルとやる気持ちで対戦しないと」と自らを戒めた。

 照準を合わせてきた全日本総合選手権が終了したばかりで、団体戦に気持ちが切り替えられなかったのが原因だった。第2ゲームは持ち直し、21−7と完勝。それでも、表情は険しかった。

 中学・高校生時代を過ごした富山での試合は昨年のS/Jリーグ以来。「友達が来てくれたので心強かった。名前入りの看板を持って応援してくれている人もいて、うれしかった」と話していた。