野沢雅子:「ドラゴンボール超 ブロリー」の激しいバトルに疲れなし 故・鶴ひろみさんへの思いは…

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アニメ「ドラゴンボール」シリーズで孫悟空の声優を務める野沢雅子さん

 鳥山明さんのマンガが原作の人気アニメ「ドラゴンボール」の20作目となる劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー」(長峯達也監督)が14日に公開される。人気キャラクターのブロリーが登場し、主人公・孫悟空と激しいバトルを繰り広げる。1986年にテレビアニメ「ドラゴンボール」がスタートして以来、約32年にわたって悟空を演じ続けている大ベテランの野沢雅子さんに、収録について聞いた。

 ◇役者になって以来、疲れを感じたことがない

 「ドラゴンボール超 ブロリー」は原作者の鳥山さんが脚本とキャラクターデザインを担当。劇場版「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」(93年公開)、「ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」(94年公開)、「ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ」(94年公開)にも登場した人気キャラクターのブロリーと悟空たちが戦う。サイヤ人の歴史も描かれる。

 新作劇場版は、野沢さんが「全部が戦いだったんじゃないかな?」と感じたようにバトルシーンが大きな見どころになっている。悟空が叫ぶシーンも多く「ずっとですよ。叫びっぱなし。終わった時、せりふ言った?となりました。ちゃんとせりふもありますよ」と話す。

 激しいバトルシーンは声優の負担も大きそうだ。しかし、大ベテランの野沢さんは「私は役者になって以来、疲れを感じたことがないんです。変なのかもしれませんね。仙豆は食べますよ(笑い)」というから驚きだ。

 喉などのケアについても「気を付けていることもそんなにないんです」と明かす。「毎日、お風呂に入って、シャワーのぬるま湯でうがいをする。ぬるま湯を鼻から吸って、口から出すんです。それをずーっと続けているだけです。風邪を引きませんよ。ホコリが取れたような気がするんです。皆さんはすごいケアをやっていると思うんですけどね……」といい、その強さはまるで悟空のようだ。

 ◇みんなの中で鶴ひろみさんが残っている

 新作劇場版では、久川綾さんがブルマを演じている。久川さんは、昨年11月に亡くなった鶴ひろみさんから役を引き継いだ。野沢さんは「鶴とはずっと一緒にやってきたので、みんなの中で鶴が残っている。鶴のことはつらかったし、みんなで鶴の話をよくしていたのですが『この辺りで話をやめよう。みんなの中に鶴は残っているんだから』となったんです」と思いを明かす。

 久川さんの演技について野沢さんは「素晴らしいでしょ。とってもいいでしょ」とうれしそうに話す。「久川綾ちゃんは一家の中に自然に入ろうとしていますし、私たちも自然に迎え入れたい。一家ができているところに入ってくるのは大変なことでしょうから。(久川さんは)すごく努力していると思います」と話す。

 新作劇場版について「今までもすごいけど、それ以上にすごいでしょ。台本を見て、自分なりに(映像を)考えますが、今回はいい裏切りが多いです。ブロリーは根っから悪いやつじゃない。悟空はあんまり憎いって感じていないと思うんです。みんなに迷惑がかかるからやっつける。私も『おめぇ、それはダメだぞ!』という気持ちで演じていました」と話す野沢さん。熱いバトル、久川さんの演技など見どころが盛りだくさんのようだ。