キングス大接戦制す 栃木に第2延長93―90 Bリーグ第20戦

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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区)は8日、栃木県のブレックスアリーナで栃木ブレックス(東地区)と今季第20戦を行い、第2延長の末に93-90で競り勝った。通算成績は15勝5敗となった。第1クオーター(Q)は持ち前の堅い守備でリズムをつかみ21-11と勢いに乗ったが、栃木も尻上がりに調子を上げた。両者ともに我慢比べの展開のまま、延長戦へ突入した。第1延長でキングスは攻撃時のパスミスで冷や汗をかく場面もあったが、一方で栃木は主力の外国人選手がファウルアウトしてしまい、攻守で選択肢が減ってしまう。キングスはその好機を逃さずに第2延長の出だしから、橋本竜馬の3点弾、並里成のドライブ、ジョシュ・スコットのゴール下の活躍で1~4点差のリードをつくると、追い上げる栃木の重圧を振り切った。次戦は9日、同アリーナで栃木とアウェー2戦目を行う。

 (宇都宮市体育館、4450人)

キングス 15勝5敗

 93―90(21―11,18―19,16―17,15―23,延長8―8,延長15―12)

栃木 17勝3敗

◆どちらが勝つか分からない試合

 佐々宜央HC(キングス)の話 出だしの良さで貯金をつくったが、アイラ(ブラウン)がいない中で、後半はそこを付け込まれたが我慢できた。栃木も(第2延長は)ジェフ・ギブスが(ファウルアウトで)いない中で、どちらが勝つか分からないゲームだったが、そういう試合ができて良かった。

◆我慢と粘り 薄氷勝利

 第4Q最終盤の70―70、栃木の外国人選手がフリースロー2本を外し、首の皮一枚つながった状態でキングスは延長戦に突入した。その後は「我慢と粘り」のプレーで、強豪・栃木から薄氷の勝利をもぎ取った。計26得点とシーズンハイの並里成は「疲れました。できれば明日やりたくない」と、満身創痍(そうい)の勝利の胸の内を明かした。 第1Qでキングスが貯金をつくったが、栃木はライアン・ロシターを中心に切り崩しにかかる。キングスはアイラ・ブラウン不在で外国人選手2人に負担が掛かる中、寒竹隼人が「皆が良いパスをくれた」と要所で3点弾2本を決め、勢い付けた。

 大接戦で点数とともに個人ファウルが蓄積する中、第1延長で試合が動いた。栃木のジェフ・ギブスがファウルアウト。相手チームのバランスの弱さを突くように、並里がゲームをつくりながら、橋本竜馬の3点弾やジョシュ・スコットの得点を演出。残り時間が1分を切り、1ポゼッションの重要性が跳ね上がる最終盤でキングスは慎重に攻め、相手のファウルゲームからのフリースローも外さず、薄氷の勝利をつかんだ。

 初のスターティング5で約34分奮闘した橋本竜馬は「こういう試合を続けることが大事。強豪相手に1、2点差でも勝ち、それがキングスらしいと思われるチームにしたい」と語った。