ゴサがラスト200mのスプリント対決を制し優勝!日本人トップは今田!【第4回さいたま国際マラソン】

陸上 試合サマリー

第4回さいたま国際マラソンは12月9日(日)に行われている。この冬いちばんの寒さとなった今大会。号砲から1〜2kmは3分20秒ほどのハイペースでレースがはじまる。その後いったんペースが落ち着いたレース展開となっている。先頭集団は日本人5名を含む招待選手で構成されている。

10km地点。1kmのペースが3分16秒〜40秒の間で大きく動き、選手にとっては難しいレース展開となっている。アフリカ勢は安定して先頭をキープ、一方で日本人選手は下門や水口がやや遅れはじめるなど、やや苦戦している印象だ。

15km地点。ペースが3分16秒〜3分40秒と安定しないレース展開の中、フィニッシュ予想タイムが2時間25分30秒ほどとMGC資格記録を上回るペース。ペースの乱高下が激しいハードなレース展開の中、アフリカ勢に床呂や清田、今田ら日本人勢が食らいつく!

20km地点。依然MGC資格記録を上回るハイペースでレースが進み、清田や下門ら有力選手が先頭集団から離される。海外招待選手4人がレースをひっぱる中で、床呂と今田が食らいついている。ふたりともベストタイムは2時間32分ほどだが、レースは2時間26分台フィニッシュのペースで展開されており、素晴らしい健闘を見せている。20kmをすぎたところでサドが脇腹をおさえてストップ、そのままレースをやめた。

25km地点。これまでしっかりと先頭についていた床呂と今田が、ここに来てやや遅れ始めた。離されているものの先頭のアフリカ勢は引き続きペースが安定していない。このまましっかり粘ってペースをキープすれば、日本人選手の優勝のありえるか。清田も食らいついておりMGC出場圏内をキープしている。風も強くなってきており、アップダウンが激しくなるレース終盤の展開に注目したい。

30km地点。さいたま国際マラソンの名物、激しいアップダウンのコースが待ち受ける。先頭を引っ張るハブテゲブレル、キベト、ゴサのアフリカ勢は激しい上り坂の影響を感じさせない軽やかな走りを見せ、まったくペースが落ちない。日本人先頭争いは引き続き床呂と今田で繰り広げられている。30km手前で一度今田が飛び出すも床呂が粘っている。MGC出場を目指す日本人3位の清田はややペースが落ちてきた。

35km地点。先頭をひた走るアフリカ勢の3人は、35km以降の勝負を意識してか1km3分40秒台のペースまで落ちるなど牽制しあっている。それぞれスピードを持っているランナー、35km以降はスパート合戦となるか。日本人トップは今田。床呂と長い間並走してきたが、ここにきてぐっと引き離した。床呂も粘りの走りを見せている。日本人3位となっている清田はMGC資格記録のペースから30秒ほど遅れている。

40km地点。先頭争いはハブテゲブレルとゴサの2人に絞られた。ここにきて1km2分50秒台までペースがあがる激しいスパート合戦。ハブテゲブレルが突き放そうとペースをあげるも、20歳のゴサがしっかりとついている。ラスト2kmちょっと、手に汗握る展開だ。全体4位で日本人トップは今田。力強い走りを見せているものの、MGC資格記録となる2時間29分を切るか切らないかの絶妙なペース。残りの3km、得意の上りを活かして出場資格獲得なるか。そして後ろでは順位が入れ替わり、一時200m以上離されていた清田が床呂を抜き去り、日本人2位に浮上。床呂はペースが落ちているものの自己ベストを大きく上回る素晴らしいレースを見せている。

FINISH。ゴサとハブテゲブレルが激しい先頭争いを見せる。ラスト200mまでもつれ込み、ゴサがすさまじいスピードを見せハブテゲブレルを突き放し見事優勝。ハブテゲブレルは2年連続でスプリント対決で敗れるカタチとなった。3位にはキベトが入った。4位には日本人トップで今田が入った。MGC出場資格記録にわずか30秒ほど届かない残念な結果となったが、見事な走りを見せた。5位には清田が入った。タイムこそ伸びなかったものの、真骨頂である粘りの走りを見せてくれた。6位にはダークホースとも言える床呂が入った。国内招待選手ではないものの、途中まで日本人トップ争いを繰り広げるなど素晴らしい走りを見せた。

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