半世紀前の阿蘇、フィルム発見 ロープウェー西駅で放映

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阿蘇山ロープウェーが公開している映像。モニターに映っているのは「マウントカー」と呼ばれる装甲車のような観光バス=阿蘇市

 熊本県阿蘇市の阿蘇山ロープウェーは、半世紀前に撮影された中岳火口や仙酔峡など懐かしい阿蘇の観光名所のモノクロ映像を阿蘇山西駅舎内で放映している。

 映像は7月、駅舎内の倉庫を整理していたスタッフが発見した。1958年にロープウエーを開業した九州産交(当時)が69年に観光PR用に制作した16ミリフィルムとみられる。12分のDVDに編集した。

 大勢の乗客を運ぶロープウエーや、現在は運行されていない火口近くの溶岩地帯を走る装甲車のような観光バス、草千里などをナレーション付きで紹介。乗用車や観光客も映っており、歴史資料にもなりそうだ。「かつての阿蘇観光の様子が垣間見え、一見の価値はある」と後藤一昭所長。

 駅舎は熊本地震で被災し、年明けから解体予定。映像はそれまで2階の大型モニターで、営業時間(午前9時~午後5時)に無料で鑑賞できる。駅舎内の映像体験施設「スーパーリング」も解体までは特別料金(中学生以上300円)で入館できる。(岡本幸浩)