豪雨報道をテーマに教育への新聞活用学ぶ 広島でNIEセミナー

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 NIE(教育に新聞を)活動の進め方を学ぶ公開セミナーが8日、広島市中区の中国新聞ビルであった。広島県内の小中高生たちが、西日本豪雨の新聞報道から学んだことなどを発表。教員や大学生たち約50人が聞き入った。

 古田小6年植野みなみさん(12)=西区=は、記事の切り抜きをまとめた経験から、「雨の要因や被災地支援の動きなど、さまざまな角度から災害を知ることができた」と強調。安田女子中3年吉田舞さん(15)=東区=は、被災した女性が無事に男児を出産したことを報じた記事を題材に、「つらいニュースが続く中で希望も感じた」と感想を述べた。

 甲田中1年富永凜さん(13)=安芸高田市=は、地元の被災状況を母美香さん(45)たちと取材した体験を発表。西条農業高新聞文芸部の3年迫川優大副部長(18)=東広島市=は、災害ボランティアをテーマに新聞を作った活動を報告した。

 中国新聞など広島で勤務する記者3人の討論もあり、今後の防災につながる記事の大切さや、被災者の役に立つ生活情報を届ける紙面作りの工夫を伝えた。

 広島県NIE推進協議会が主催。参加した広島国際学院高の築山千賀子教諭(46)は「伝えたいことを、分かりやすく読んでもらうためのこつを学んだ。授業で生かしたい」と話していた。

西日本豪雨をテーマにした発表などがあったNIE公開セミナー