ビートたけしが「チマタの噺SP」に登場! 鶴瓶と今年のニュースをめった切り!

テレビ東京系のトーク番組「チマタの噺」(火曜深夜0:12)の年末スペシャル「チマタの噺SP ~たけし噺2018~」が、12月26日(午後11:30)に放送されることが分かった。本番組は笑福亭鶴瓶とゲストが、街ゆく人々の日常話をきっかけに、自由なよもやま話を展開していくトークバラエティー。今年で4回目となるスペシャルにビートたけしを招き、政治、お笑い、さらに浅草での修業話や今年話題となった事務所問題、そして現在の2人の共通項である落語など、縦横無尽ノンストップのフリートークを交わす。

収録では、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜午後8:00ほか)に、古今亭志ん生役で出演するたけしと、現役落語家の鶴瓶が落語について大いに語り合い、たけしが「落語のかなり専門的なことをしゃべったから見ている人にはほとんど分かんねえんじゃないか?」と言うほどの熱いトークを展開。鶴瓶も「この機会に“志ん生”の落語を見てほしいなと思てるんですね。本人(たけし)もやってはるから」と、トークの熱冷めやらずといった口調で語った。

すっかり年末恒例となったたけしとのトークについて鶴瓶は、「こうして『チマタ』って番組に参加してもらえて、年に1回ガッチリこれだけの時間しゃべれるいうのはうれしいな」と述べ、たけしも「鶴瓶ちゃんと会うのはね、毎回楽しいし、落語のことを聞くのがすごく面白くて。落語を『やれやれ!』って勇気付けてくれるから」と応えた。すると鶴瓶は「ちゃんと落語やんなはれ。ここから1回はなし家の修業をして、そっから何人抜きで真打ちになるかっていうのがね。あっという間に真打ちになると思いますよ」と、たけしに強く落語の修業を勧め、「…その代り、“師匠”って呼ばなあきまへんよ? 俺のこと」とオチをつけた。

来年の抱負について、たけしは「『今までの下積み時代は終わった。来年ブレークする。来年こそ羽ばたく時だ』って占い師に言われた」と冗談を飛ばしてから、「来年はね、まだ出してない小説がいっぱいあるから」と執筆に意欲をみせた。なんでも、小説は一度書き始めると眠くなるまで書き続け、時には朝になっていることもあるという。さらには、ピアノの練習にもこれまで以上に熱を入れていると言い、「昔からやってるのにあまりにも進歩がないんで、根性決めてちゃんとやろうと思って。バイエル、ブルグミュラー、ツェルニー、ソナチネ、ソナタ。今バイエルが終わったけど、ソナタにいくまでに死んでるよな」と述べると、鶴瓶は「死んでる、死んでる言いなはんな。1回死んでるのに(笑)。もう死なないって」と、たけしの尽きせぬバイタリティーにあきれたように笑い飛ばした。

一方の鶴瓶が、「落語をずっとやってたけど、本格的にやりだしたのは50歳の時。その時に桂文紅という師匠のところに入り直してね。その人の師匠が、桂文團治っていってね、その人が古今亭志ん生に『ふたなり』っていう演目の稽古をつけたんですよ。文紅師匠も『ふたなり』をやるんで、来年はやってみようかな」と、来年の抱負を語ると、たけしは即興で「ふたなり」の一節をそらんじてみせ、「あんた…ピアノもやってテレビ出て落語もやって、どんだけ時間あんねん!」と、鶴瓶をさらに驚かせていた。

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