「ナックルFK」の始祖は元Jリーガーだった!?“世界最高”のキッカーが証言

『FourFourTwo』は7日、元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノのインタビューを掲載した。

かつてフランス・リーグアンのリヨンに所属し、数多くの「ナックルFK」を決めてみせたジュニーニョ・ペルナンブカーノ。今なお世界最高のキッカーと評価するファンも数多い。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

彼はなぜフリーキックを蹴り始めたのか、そして参考にしたのは誰なのか?

ジュニーニョ・ペルナンブカーノ 「私はいつもいいシュートを打っていたが、子供の頃はフリーキックで得点できるだけの十分なパワーがなかったんだ。

13歳まではフットサルをやっていたが、それほどゴールを決めていなかった。しかし、それからフリーキックを蹴り始めたんだ。

壁が近すぎるとゴールに入るのは稀だった。フランスに行くまでは、自分の技術は習得してはいなかったよ」

(ナックルを使い始めたのはいつ?今はクリスティアーノ・ロナウドが始祖だと言われるが、それに悩まされている?)

「私もコリンチャンスでプレーしていたマルセリーニョ(2002年にガンバ大阪でプレー)のフリーキックをコピーするところから始めたんだよ。

彼は私のインスピレーションの一つなんだ。ボールの正面を叩き、空中で踊らせるキックだ。それは私が開発した技術じゃないと言えるよ、どちらにしてもね!

思い返せば、1958年と1962年のワールドカップに出ていたジジもやっていたよ。そういったベースを皆が微調整して使っているのさ」

(貴方が世界最高のフリーキッカーだと言われたら、どう感じる?)

「称賛されることは嬉しいね。ただ、私はそのように信じていないんだ。どうやって測定するかということさ。

私がやった仕事はその価値があるものだと思う。自分のすべてを費やしてきた。時には自分の限界を超えるようなことも。

瞬間だけなら、世界最高のフリーキックを蹴ったことがあるかもしれないが、それだけさ。デイヴィッド・ベッカムやシニシャ・ミハイロヴィッチより自分が優れているなんて、どうやって主張するんだい?」

マルセリーニョのフリーキックは、かつてチェルシーのウィリアンも「参考にした」と話していたことで知られる。

© 株式会社ファッションニュース通信社