柏商工、東海市のマラソン大会に全社員出場 10キロメートルを完走

 東海地区有力コイルセンターの柏商工(本社・愛知県東海市、社長・長谷川慶太氏)は、9日に東海市で開催された「第34回東海シティマラソン(愛知製鋼など共催)」に全社員・21人が参加し、10キロメートルの距離を全員が完走した。同大会は、約5千人が参加する同市の大きなスポーツイベントのひとつ。同社内でもっとも速かったのは50分、最下位は1時間45分となった。ゴール前ではラストの選手を全社員で迎え、社内の結束の輪を強めた。

 長谷川社長は「当イベントは、社長との約束事(社訓・挨拶返事御礼謝罪の実施)を守れず来年昇給権剥奪となったため、全社員が完走するという社員の復権を掛けたペナルティ競技の性格が強かった。自身の甘さから来るペナルティは通常より重い連帯責任を伴うというメッセージを伝えたかったが、実際に走ってみると、地元の子供からお年寄りの温かい声援に囲まれながら走り切った達成感の方が強かった。結果的に、かけがえのないものを得られた」また、長谷川社長自身もマラソンに参加し「先日星城大学で講師した際、受講した生徒に飴を頂いた者です」との挨拶や激励を受けていた。

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