JXTGグループ、新規事業の共同創出でベンチャー6社選定

 JXTGホールディングスは7日、ベンチャー企業との新規事業創出を目指すプログラム「JXTGグループアクセラレーター2018」の最終選考会を行い、事業共創に向け協働する6社を決定したと発表した。6社は設定された事業共創期間中(19年4月まで)にJXTGグループ社員や企業支援の専門家と共同で事業化を目指し、その成果を19年4月に行う成果発表会で発表する予定。

 採択されたプランおよび企業は「乾電池型IoTデバイスを用いた新サービスの提供(ノバルス)」、「廉価で簡便に活用できるIoTプラットフォームの提供(Momo)」、「量子コンピュータを使った素材開発ツールの提供(QunaSys)」、「台風下でも発電可能な風力発電機を開発。離島などへ安心・安全な電力を供給(チャレナジー)」、「工場の排出するCO2を原料とした環境に優しいセラミックス素材の提供(クスノキ石灰)」、「営農型太陽光発電の展開(アグリツリー)」の6件。また、プログラムに参加せずに共同で事業創造を検討するアライアンス賞には「小型航空機シェアリングビジネスの展開(OpenSky)」が選ばれた。

 同プログラムは、「地球の未来を創るイノベーション」をキーワードに、JXTGグループの中核となるエネルギー、石油開発、金属事業における調達、研究開発、製造技術、物流および販売などのバリューチェーンを活用するビジネスプランをベンチャー企業から募集し、事業化を目指すもの。7月の募集開始以来、121件の応募があった。

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