<レスリング>【2018年世界選手権・レビュー(26)】男子グレコローマン77kg級/決勝・表彰式・闘いのあと

(2018年10月27~28日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)


【男子グレコローマン77kg級・優勝】
Chekhirkin, Aleksander(アレクサンドル・チェキルキン=ロシア)

 1986年3月13日生まれ、32歳。13歳からレスリングを始める。2006年欧州ジュニア選手権66kg級2位から国際舞台の実績がスタート。2011年にプレ・オリンピック74kg級で優勝するが、2012年ロンドン・オリンピックは出場できず。その後、2014年欧州選手権やハイレベルの国際大会での優勝、メダル獲得はあるが、ロンドン・オリンピック王者のロマン・ブラソフの存在のため、世界選手権とリオデジャネイロ・オリンピックは出場できなかった。

 2017年に世界選手権に初出場。決勝に進み、敗れて銀メダルを受けたが、その後、ドーピング違反のため順位を剥奪された。しかし、4ヶ月間の出場停止という軽い処分で済み、今年春には復帰。ロシアの代表となり、世界一に輝いた。

《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[3-1]Loerincz, Tamas(ハンガリー)
準決勝 ○[Tフォール、2:48=11-0]Kessidis, Alexandros Michel(スウェーデン)
4回戦 ○[3-0]Mursaliev, Elvin(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[2-1]Nemes, Viktor(セルビア)
2回戦 ○[5-0]Tugolbaev, Kairatbek(キルギス)
1回戦 ○[Tフォール、2:47=11-0]Petrisnin, Igor(イスラエル)


2~3位選手

[2]Loerincz, Tamas(タマス・ロエリンツ=ハンガリー)
[3]Nemes, Viktor(ビクトル・ネメス=セルビア)
[3]Kim, Hyeon-Woo(金炫雨=韓国)

【左から】2位=タマス・ロエリンツ(ンガリー)、優勝=アレクサンドル・チェキルキン(ロシア)、3位=金炫雨(韓国)、ビクトル・ネメス(セルビア)

その他の注目選手の闘い

 昨年のU-23世界選手権75kg級優勝のファティ・センギズ(トルコ)は4回戦で金炫雨(韓国)にテクニカルフォールで敗れた。
金炫雨は準決勝でタマス・ロエリンツ(ハンガリー)に1-3で敗れた。

 パンアメリカン選手権優勝のアリエル・フィス・バティスタ(キューバ)は3位になったビクトル・ネメス(セルビア)に初戦で1-4で敗れた。


【男子グレコローマン77kg級・決勝】
Chekhirkin, Aleksander(ロシア)○[3-1]●Loerincz, Tamas(ハンガリー)

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