高橋一生「一輝は離れがたい人間」。今夜「僕らは奇跡でできている」最終回!

高橋一生主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)が12月11日に最終回を迎える。生き物の不思議が大好きな大学講師・相河一輝(高橋)が周囲の人々を翻弄(ほんろう)しながらも、常識や固定観念にとらわれないものの見方で、周囲に緩やかな変化をもたらしていくコミカル・ハートフルドラマ。クランクアップを迎えた高橋は「ここから一輝が抜けていってしまうのが惜しいと思ってしまうくらい、離れがたい人間でした」と別れを惜しんでいる。

12月4日放送の第9話で、同じ研究室で働く准教授の樫野木聡(要潤)から「迷惑なんだよ。悪影響なんだよ。ここから消えてほしい」と強烈な一言を浴び、絶句した一輝。最終回では、そんな一輝の決断が描かれる。樫野木との一件が起きた翌日、大学を休んだ一輝は、恩師である鮫島瞬(小林薫)に辞職を願い出る。一輝の辞職はすぐに新庄龍太郎(西畑大吾)ら学生たちにも広まり、どうにか一輝を慰留しようと奔走する。

高橋は「僕はこのドラマについて、一輝の周りの人たちが一輝に変えられていくのではなく、それぞれが初めから持っているものに気付いていく話だと思っています。それってとても尊いこと。人は変わっていくことなんてきっとできなくて、元々あるものを掘り出して、自分の中でハッキリ自覚していく。そういう人間の本来の美しさのようなものが、10話でしっかりとピリオドとして描かれていると思う」と予告。

また、撮影を振り返り「一輝を3カ月間演じさせていただいて、僕自身救われていたと思います。これが自分の血肉になっていくという感覚もあります。しばらくたってみて、一輝が僕の中に生きているという感覚が、また出てくるんじゃないかと思っています」と話している。

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