女子ブラインドサッカーの扉開く 菊島宙選手(ブラインドサッカー)

04年アテネから正式競技となったブラインドサッカー。しかし、採用されているのは男子だけで、女子選手が国際試合のピッチに立つことはめったにない。

長年、日の目を見なかった女子ブラインドサッカー界に現れたニューヒロイン。それが高校1年生の菊島宙(そら)選手だ。

サッカー指導者である父の影響で、小2でサッカーを始めた。健常者と共にプレーを続けていたが、徐々に目の障がいが悪化。悩んだ末に中1でブラインドサッカーへ転向。

試合中はアイマスクで完全に光を遮断するが、全く視界をふさがれてもサッカー時代に培ったテクニックは健在。周りの男子選手をドリブルで軽々と抜き去る姿に、周囲は口々に「天才」と呼ぶ。

17年は女子初の国際大会で日本代表に選出され、優勝に大きく貢献。夢は、まだ扉が開かれていないパラリンピック出場だ。 

「女子だけでも、男女混合でもいい。私の活躍で女子ブラインドサッカーの扉を開きたい」。16歳が一直線に夢へと突き進む。


菊島宙選手(ブラインドサッカー)

菊島宙(きくしま・そら)

2002年5月23日生まれ 16歳 東京都青梅市出身

埼玉T.Wings所属 先天性の視覚障がい

17年5月に開催された女子初の国際大会「IBSA女子ブラインドサッカートーナメント」で日本代表に選出され、日本の全6得点を挙げる活躍で優勝に導いた。

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