V・ファーレン長崎・高木監督 知事に退任あいさつ

 サッカーのV・ファーレン長崎を6シーズン率いた高木琢也監督(51)が11日、長崎県庁を訪れ、中村法道知事に「県民、知事に大変協力いただいた」と退任のあいさつをした。

 高木監督は、V長崎が今季J1に初参戦したことに触れて「夢は意識すればかなうものだなと感じた。これまでサッカーに興味なかった人も面白いと言ってくれて、県民の生活の一部になれたことが結果うんぬんよりもよかった」と笑顔。中村知事は「大きな夢をいただいた。もっともっと、しっかりサポートしなければ。チームと一緒にずっと歩んでいただき、心から感謝している」と労をねぎらった。

 高木監督は来季から、V長崎と同じJ2で戦う大宮の指揮を執る。「近年は若くて才能のある選手が力を発揮するリーグになっている。J2も面白いんだと思ってもらえるよう頑張りたい」と新天地での飛躍を誓った。

中村知事と握手を交わすV長崎の高木監督=長崎県庁

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