福井県警「紛失令状の悪用ない」

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福井県警本部=福井市大手3丁目

 福井県福井市内で薬物事件の家宅捜索中、逃走した男を制止しようとした際に捜査員が捜索差し押さえ許可状(令状)を紛失した問題について、12月11日の福井県議会土木警察常任委員会で県警は「令状の有効期間は失効しており、悪用されることはないと判断している。インターネット上に掲載されたという情報は今のところない」と述べた。

 家宅捜索は11月28日に行われ、その際に紛失したのはクリアファイルに入れていた令状と令状請求書の計12通。

 笹岡一彦(自由民主党)、佐藤正雄(共産党)、辻一憲(民主・みらい)の3委員が取り上げ、逃走を許した事態も含め「警察がいろいろと頑張っている中で、信頼が傷つく。二度と起こらないよう万全を期してほしい」などと再発防止を求めた。

 十良康弘刑事部長は、男が逃走しようとし、現場が混乱していたとした上で「令状、書類の管理の意識がおざなりになったということは否定できない」と説明。令状を持つ捜査員と捜索する捜査員の役割を明確に分担することも検討しているとし、再発防止に向けては自ら各警察署を巡回指導する考えを示した。

 同常任委で警察関連の質疑は午前中にあり、県警は午後に紛失した令状など12通を発見、押収した。