栄冠は「養父市の献立」に輝く 食材、食育に良しの学校給食“日本一”

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全国学校給食甲子園で優勝し表彰された村橋純一さん(右)と井口留美さん=東京都豊島区(養父市提供)

 学校給食の味や食育の独自性を競う「第13回全国学校給食甲子園」の決勝大会がこのほど、東京都豊島区の女子栄養大学駒込キャンパスで開かれ、兵庫県養父市の学校給食センターが日本一に輝いた。同市の在来大豆「八鹿浅黄」や、市特産の「朝倉山椒」などを使ったメニューで挑んだ。関係者は「養父市は豊富な食材に恵まれている。今後も地産地消や食育を進めたい」と喜びに沸いている。

 今年の「全国学校給食甲子園」には、全国1701の学校や給食センターが参加。書類審査を勝ち抜いた12代表が、決勝大会に臨んだ。

 同市の献立は、浅黄豆入り古代赤米ごはん▽白身魚のマヨネーズ焼き~朝倉山椒ソース~▽レンコンのごま酢あえ▽八鹿豚と養父市産野菜の豚汁。デザートにも、市内で採れた富有柿を付けた。

 決勝大会は、食育授業と実際の調理で争われ、メニューを考案した栄養教諭の井口留美さんと調理員の村橋純一さんが出場した。食育授業のプレゼンテーションでは「養父市を味わおう」と題して八鹿浅黄などの歴史や特徴を紹介した。その後実際に調理し、オーブンの焼き加減などに苦労して完成させたメニューを、審査員に振る舞った。

 大会事務局によると「サンショウを食べやすくした献立や、食育のプレゼンが良かった」という。常連や複数回優勝した学校、センターがそろう中、「決勝大会初出場での優勝は素晴らしい」とたたえられた。

 井口さんと村橋さんは「自分たちの給食は日本一と思って作っていたが、それが認められてうれしい」と話している。(桑名良典)