生命保険会社の社員が保険金詐欺を行ったことがニュースで大きく報じられました。
被害額も1億円にも及んでいたことから、「もしや自分も騙されるのではないか?」といった不安を感じている方も多くおられると思います。
保険金詐欺の被害事例と手口を参考にして、被害にあわないために注意すべきポイントを8つご紹介します。
ポイント1.保険会社のホームページを確認する
会社のホームページには、お金の取り扱い方、取引のルールなどが明記されています。
保険加入時や年に一回の通知が来たときなどには自分が加入している保険について確認する意味でもホームページを見て情報を収集するようにしましょう。
ポイント2.担当者の上司の名前を聞いておく
会社に所属している人間が詐欺や横領を働く場合、最も気にするのが同僚や上司にそれが露見しないようにすることです。
担当者から名刺を渡された、あるいは電話などで挨拶を交わした時、上司の名前を聞いておけば、詐欺や横領の抑止力となります。
ポイント3.保険会社からの通知を確認
年に一度は、保障内容が確認できる書類が送られてきます。書類の内容と支払った額に相違がないかを確認するようにしましょう。
また書類が届かない場合は、契約そのものが虚偽の可能性があります。保険会社のカスタマーセンターに連絡をして確認をとりましょう。
ポイント4.保険料の振込先を確認
本来であれば、保険料の振込先はその企業名の口座が指定されているはずです。振込み先が個人名義になっている場合は虚偽の請求です。
また、保険料を現金で受け渡しすることを要求された場合も虚偽の請求と思っていいでしょう。
ポイント5.担当者だけでなくカスタマーセンターにも確認
お金を払うことを要求する通知や電話が来た場合は、まずはその真偽を確認しましょう。
お金を払う前に、担当者だけでなくカスタマーセンターへ連絡するなどして確認を取るようにしましょう。
ポイント6.大きな額の支払いを求められる
担当者が「最初に大きい金額を一括で預からせてもらう」といった趣旨のことを言った場合は虚偽であることを疑いましょう。
怪しいと思った場合は、振り込んだり現金を渡したりすることはせず、まずはカスタマーセンターに問い合わせましょう。
ポイント7.支払額が急に上がった時
保険金の支払額が急に上がった場合も要注意です。
基本的に何の連絡もなく支払額が上がることはありえません。担当者や、カスタマーセンターに確認を取ることをおすすめします。
ポイント8.正確な領収書や保険の証券などが渡されない
入金をしたのに正確な領収書が発行されない、保険の証券などが渡されない、郵送でも来ない、といった場合も要注意です。
加入したことを証明するための証券が渡されないことはまずあり得ません。
まとめ
保険金詐欺の損害は多大です。保険会社からお金を動かすことを要求された場合は、まずは疑ったほうがいいかもしれません。
少しでも怪しいなと思ったら、お金を支払う前に、保険会社の担当者またはカスタマーセンターに確認をするようにしましょう。