2018年「今年の漢字」は「災」…地震や豪雨など影響

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今年の漢字2018「災」

日本漢字能力検定協会は2018年12月12日、京都・清水寺「奥の院」で「今年の漢字」を発表した。森清範貫主が揮毫した漢字一字は「災」。

「今年の漢字」は、日本全国および中国、台湾から応募された漢字一字とその理由を集計し、12月12日の「漢字の日」前後に最多応募数の漢字を発表する、日本漢字能力検定協会によるキャンペーン。1995年から毎年行われている応募が多かった一字は、京都・清水寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)の揮毫により発表される。揮毫はその後、一年間のできごとを清めるとともに、「明るい新年となるよう願いを込めて奉納」される。

24回目の実施にあたる2018年の「今年の漢字」は、11月1日から応募を受け付け、12月5日に締め切った。個人、企業・団体からの応募の結果、2018年の一字は「災」に決定。「災」の選抜理由は、大災害大国日本でも今年は特に多くの災害があったことから。2位は平等、平和の「平」だった。

2018年はどんな年だったろうか。1月には関東で大雪が降り、2月には平昌五輪が開幕。羽生選手の連覇とスピートスケートのメダルラッシュに沸いた。2020年の東京五輪のマスコットキャラクターが小学生の投票により決定したのも2月だった。3月には車いすの天才宇宙物理学者・ホーキング博士、4月にはアニメーション監督の高畑勲さん、5月には歌手の西城秀樹さんなど著名人の訃報が続いた。6月には大阪で震度6弱の地震、7月には西日本豪雨が発生し多くの犠牲者が出る結果となった。8月には医学部の不正入試やスポーツ界のパワハラなど教育に関わる問題が明るみに出た。平成を代表する漫画家のさくらももこさんの訃報も8月だった。9月には平成を象徴する歌手の安室奈美恵さんが引退、女優の樹木希林さんの訃報もあり、時代の移り変わりを感じるような出来事が続いた。10月はノーベル医学・生理学賞を京大特別教授の本庶佑氏が受賞し、12月10日(日本時間11日)の受賞式に羽織はかま姿で出席した。

なお、日本漢字能力検定協会が運営する「漢字ミュージアム」では、2019年2月11日まで「『今年の漢字展』~「平成」を漢字一文字でふりかえる~」を開催中。それぞれの年の報道記事や写真とあわせて歴代の「今年の漢字」を振り返ることができる。子どもと一緒に、漢字で振り返る社会学習に出かけてみてはいかがだろうか。

◆「今年の漢字」2000年からの一覧

2017年 北

2016年 金

2015年 安

2014年 税

2013年 輪

2012年 金

2011年 絆

2010年 暑

2009年 新

2008年 変

2007年 偽

2006年 命

2005年 愛

2004年 災

2003年 虎

2002年 帰

2001年 戦

2000年 金

◆『今年の漢字展』~「平成」を漢字一文字でふりかえる~

会期:2018年10月10日(水)~2019年2月11日(月・祝)

場所:「漢字ミュージアム」 1階・2階特設会場(京都府京都市東山区祇園町南側551番地)

料金:「漢検 漢字博物館・図書館」への入館料を支払うと入場可能

田口さとみ