生田斗真と中山優馬が兄弟に。先輩や演劇の世界に導いてくれた劇団☆新感線に“サンキュー!”

劇団☆新感線の舞台「いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』」の製作発表記者会見が行われ、生田斗真、りょう、中山優馬らキャスト10人と脚本・中島かずき、演出・いのうえひでのりが登壇。本作は、劇団☆新感線の3年ぶりの本公演で、劇団旗揚げ39周年の”サンキュー公演”として、2019年3~4月に大阪、金沢、松本、明けて2020年に東京、福岡で上演予定だ。主人公・源九郎義経を演じる生田は、劇団☆新感線には4回目の参加だが、いのうえ歌舞伎の新作に主演として挑むのは今回が初めてとなる。

17~18年の2年間、客席が360°回転する劇場・IHIステージアラウンド東京で公演を行っていた劇団☆新感線だが、それを踏まえて生田は「2年間客席をグルグル回していた新感線の皆さんと一緒に、今度は地方をグルグル回るというのは面白いと思います。地方の皆さまにたくさんのサンキューを届けたい」とあいさつ。準備したいことを聞かれると、「いのうえ歌舞伎の一番の見どころは立ち回り。台本を読んでも『立ち回りが多いな。よく戦っているな』と思います。それに向けての稽古、トレーニングを今から始めています」と答えた。また、劇団☆新感線には初参加で、主人公・義経の弟・奥華次郎泰衡を演じる中山は、「素晴らしいキャストの皆さんとご一緒できてありがたく思います。斗真くんの弟を演じさせていただきますが、自分は兄がいないので、兄ができたようでうれしく思います」と語った。

同じ事務所の先輩・後輩ながら、これまでほとんど共演することがなかったという生田と中山。「お仕事でご一緒したことはないのですが、いろいろな現場で斗真くんの話を聞いております。皆さん口をそろえて『斗真、好きなんだよね~』とおっしゃっていて……」と中山が言えば、それを聞いた生田は「うれしいですね。僕は実際に弟がいてアナウンサーをやってますけど(笑)、この舞台の期間中は優馬を弟だと思ってかわいがりたいです」と話した。

また、今回の”サンキュー公演”にちなんで「今年を振り返ってサンキューと思う出来事は?」と聞かれると、中山は「今年は堂本光一さんら先輩方とご一緒する機会が多かったので、先輩方にサンキューです」、生田は「僕を演劇の世界に導いてくれた劇団☆新感線に感謝します。また、こういうお仕事をさせていただく環境があることをうれしく思います」と答えた。

最後に、生田は「ぜひ演劇を見たことのない方も劇場に足を運んでいただきたい。こんなに面白い舞台があるのかと衝撃を受けていただけると思います」と力強く締めくくった。

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