「少し無謀な挑戦が自分つくった」現役続行の村田諒太、母校で

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母校の後輩たちと笑顔で握手する村田諒太(京都廣学館高)

 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級の前王者で、今月4日に現役続行を表明した村田諒太(帝拳、南京都高-東洋大出)が12日、母校の京都廣学館高を訪れた。高校時代やプロでの歩みを振り返り、「悔しいことやつらいことがあれば、それはむしろチャンス。今の自分に何ができるか、考えて前に進めばいい未来が待っている」と後輩たちにエールを送った。

 約600人の生徒らに拍手で迎えられ、壇上で語りかけた。南京都高(当時)でのデビュー戦や高校最後の試合となった全日本選手権決勝で敗れた思い出を紹介し、「負けで始まり負けで終わる3年間。でも高校生で全日本に挑戦するという、少し無謀なチャレンジが今の自分をつくってくれているかな」と話した。

 ロンドン五輪での金メダルやプロとなり世界王座を獲得するまでは長い我慢の時間があったといい、「我慢して我慢して諦めなかったときに花が開く。我慢、継続、その上で成功がある。初めから成功するなんて僕にとってはただのラッキー」と真剣な表情で語った。