官邸に忍者侵入-!? 警備体制が厳重な首相官邸に12日、黒や紫の忍者装束の集団が現れ、記者団が騒然となる一幕があった。
正体は、忍者を通じて日本文化の発信を目指す自民党議員連盟や民間団体のメンバーら。「侵入したわけではありません」と記者団を笑わせ、安倍晋三首相と面会。来年のラグビーW杯や2020年の東京五輪・パラリンピックの際、忍者に関する情報発信の場を設けたり、開会式などで忍者を発信したりするよう要請した。
県内からは、議連事務局次長の牧島かれん氏(衆院神奈川17区)が、鮮やかなピンク色の衣装で地元小田原の「風魔忍者」に扮(ふん)して訪問。「くノ一」になりきった姿に、首相は「小田原にも忍者がいるの」と驚いた様子だった。
牧島氏は面会後、「首相にも高い関心を寄せてもらった。海外の方が多く訪れるチャンスを生かしたい」と話した。