アヤックスはバイエルンを喰らうか 「彼らにとってここ10年で最高」

アヤックスを指揮するデン・ハーグ photo/Getty Images

12日、チャンピオンズリーグのグループEではアヤックスとバイエルンの首位決戦が行われる。両チームとも決勝トーナメント進出は決めているが、互いに首位を目指して勝ちに行くだろう。現在は首位がバイエルンで勝ち点13、アヤックスが勝ち点11で2位となっており、過去の実績などから考えればバイエルンの首位通過が妥当と思われているだろう。

しかし、今のアヤックスは油断ならない相手だ。1度目の対戦ではバイエルンの本拠地で1-1のドローに持ち込んでおり、アヤックスは欧州トップチームをも脅かす強力若手軍団となっている。しかもそのチームを作り上げた指揮官エリック・テン・ハーグは2013年から2年間バイエルンのリザーブチームで指揮を執っていた人物で、バイエルンにとっては特別な相手なのだ。

英『FourFourTwo』によると、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOもテン・ハーグの頑張りを称えている。今のアヤックスがここ10年では最高の状態にあると認めており、第1戦同様に苦しい戦いになる可能性があると語っている。

「今のアヤックスは彼らにとってここ10年で最高のチームだと思うね。昨年の彼らはトップチームではなかったが、エリックが徐々に高いレベルのチームにしたね。彼らは若いチームで魅力的だし、我々との第1戦を見てもエリックが非常に良い準備をしてきたことが分かる。同じことが起こるかもしれないし、我々は対応しないといけない。彼はバイエルンのことをよく理解している。ここに長くいたからね」

アヤックスがチャンピオンズリーグの決勝トーナメントに駒を進めるのは13シーズンぶりのことで、オランダ勢として躍進が期待される。バイエルンを撃破して首位通過を決めたとしても、サプライズとは言われないだけの実力を備えている。

© 株式会社FACTORIES