レイクサイドボウル跡地 水戸市が来年度にも用地取得

観光拠点整備へ

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水戸市は12日までに、同市千波町のボウリング場「レイクサイドボウル」跡地について、2019年度中にも用地取得を目指していく考えを明らかにした。観光を中心に集客の高い千波湖周辺エリアの立地を生かし、市の観光交流拠点を整備していく方針。11年8月の閉館以降、進まなかった跡地利用に兆しが見え始めた。

同日までに、市議会定例会で松本勝久氏(新生改革水戸)の代表質問と、小泉康二氏(水政会)の一般質問に市側が答えた。

1969年に開業したレイクサイドボウルは、東日本大震災で天井の一部落下やレーンのゆがみなどの被害を受け閉館。一時は営業再開を目指したが、修繕費が膨らみ再開を断念した。それ以降、約1万3千平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造り2階建て建物が残ったままの状態が続いている。

土地の取得について市公園緑地課は「所有者全員から、協力をいただけるとの意向を確認した」と説明。11月までに敷地面積などの測量調査を完了し、建物解体費などの調査後に、所有者と具体的な交渉を進めていくという。

定例会で高橋靖市長は、代表質問に「来年度には国補助の獲得に努め、土地の取得を行っていく」と答弁した。

同施設のある千波湖周辺は観光客のほか、ランナーなど多くの市民らの憩いの場として親しまれている。このため、市は昨年、千波湖西側駐車場や黄門像広場などを含め、飲食や物販、情報発信などの複合的な機能を持つ観光交流拠点として整備していく考えを示していた。

(前島智仁)