中井貴惠が審査員を務めているJXTG童話賞

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、女優でありエッセイストの中井貴惠が出演。審査員を務めているJXTG童話賞について語った。

黒木)今週のゲストは女優でエッセイストの中井貴惠さんです。
いろいろな方面で活躍されていますが、活動の1つとして童話賞の審査員も務めていらっしゃるそうですね。それがJXTG童話賞というものですが、これはどんな賞なのでしょうか?

中井)すごく歴史のある童話賞で、私は2007年からこの審査員をさせていただいています。

黒木)もう十数年ですね。

中井)岸田今日子さんが審査員をなさっていて、岸田さんが亡くなられた後をやらせていただいています。もちろん審査もするのですが、最優秀賞の作品を表彰式のときにみなさんの前で朗読するということを岸田さんがずっとしていらして、その後釜をさせていただいています。1度でもそういう本を出していたりすると審査の対象から外れるので、本当に素人の方から作品を募集しています。
他の審査員は西本鶏介先生、角野栄子先生、立原えりか先生など、本当に児童文学に深く関わっている方たちなので、私は読み手の立場から審査をさせていただいています。

黒木)最優秀賞が決まったときに、必ず中井さんが読んでらっしゃるのですか?

中井)そうです。その前の審査がすごく大変で。

黒木)どれくらい来るものなのですか?

中井)最初は1万2,000~1万3,000くらい応募が来るのです。そこからまず、西本先生と立原先生が最初の大きなふるいにかけてくださって、その後、6名の審査員で審査をします。

黒木)そのふるいにかけた童話を、中井さんは何篇ぐらいお読みになるのですか?

中井)100篇くらい読みます。

黒木)JXTG童話賞のテーマはどんなものなのでしょうか?

中井)テーマは『心のふれあい』というくくりが必ずあります。

黒木)毎年?

中井)毎年です。ずっと同じです。それで、夏に審査があります。自分がいいと思った作品に印をして、みなさんの集計が来ます。点数が良いから最優秀作品賞を取れるかと言うと、実はそうではなくて、またそこからいろいろな意見が出ます。やはり、最後は心に残る作品が選ばれます。書いてくださる方は、一般の部の方ではお年を召された方が多いので、審査員の先生たちはみなさん「若い人に童話をもっと書いて欲しい」といつもおっしゃっています。

黒木)続けて欲しいですよね。そうすればいろいろな人たちの書く意欲にもつながるでしょうし。

中井)そうですね。もっと若い人たちに届けて、この童話賞があることをお知らせして行きたいです。

黒木)小学生、中学生の部もあるのですが、偉いですね、小・中学生も書いて応募するということは。このJXTG童話賞の作品集、『童話の花束』はどちらで読むことができるのでしょうか?

中井)今年の入賞作品やバックナンバーなどは、『童話の花束』というスペシャルサイトでご覧いただけます。

中井貴惠/女優・エッセイスト

■1978年、早稲田大学在学中に東宝映画「女王蜂」のヒロインでデビュー。以後、映画、テレビ、CFなどで活躍。
■1987年に結婚。アメリカ・札幌と移り住み、現在は東京在住。
■女優業のほか、執筆でも活躍。数々のエッセイや翻訳・抄訳作品を出版。また、エッセイやコラムなども手掛け多方面で活躍。
■1998年には「大人と子供のための読みきかせの会」を結成。
仕掛けたっぷりの大型絵本と生の音楽をつけた独特の読みきかせは大人気を博し、幼稚園、小学校や小児病棟などで行われる公演は既に1,300回以上を数える。
■2006年より、中井貴惠の朗読と音楽だけによる「音語り」シリーズをスタート。
■2009年からは小津安二郎監督作品の音語り公演「小津安二郎映画を聞く」シリーズを展開。『晩春』『秋日和』『東京物語』『お早よう』『秋刀魚の味』『麦秋』を上演。これまでにない朗読のスタイルとして各地で注目を集めている。
■2017年12月には、中井自身が作品を厳選し、ゆったりと落ち着いた空間で、大人が絵本の朗読を楽しむ公演『おとな絵本の朗読会』をスタート。表現の幅を更に広げた活動を展開している。
■JXTG童話賞の選考委員を務める。

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