吉本興業とコラボ、高校生が新喜劇 プロの指導受け上演

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吉本仕込みの演技を見せる生徒たち=高砂南高校

 高砂南高校(兵庫県高砂市西畑2)の3年生19人が12日、同校で吉本興業とコラボした「よしもとプロデュース高南新喜劇」を上演した。お笑い芸人の吉田裕さんや漫才作家から演技指導を受けた本格的な劇。生徒らは熱のこもったギャグを連発し、会場の生徒や保護者ら約900人を沸かせた。(本田純一)

 同校は吉田さんの母校。表現力やコミュニケーション力の向上を目指し、吉本興業と連携した授業を検討してきた。今春から「総合的な学習」の一環としてお笑い芸人らが教壇に立ち、6月には生徒らがオリジナル漫才を発表した。

 「高南新喜劇」は、7千本以上の台本を手掛けた漫才作家本多正識さん(60)ら4人が監修。生徒の原案に基づいて新喜劇の作家が脚本を書き、舞台監督が大道具製作を指示した。

 生徒は11月初旬に練習を始め、推薦入試やテストを挟んで毎日のように取り組んだ。本番前日のリハーサルには吉田さんや本多さんも参加。「動きは大げさな方が面白い」「効果音に合わせ、常にお客さんに見せるように振る舞って」などとアドバイスすると、めきめき上達したという。

 「新喜劇」のストーリーは、うどん店を舞台にした人情物。店主の弟は、店を買収しようとする会社の令嬢と恋仲で、反対する親を説得するために一芝居を打とうとする。

 女子生徒がかばんやお盆を振り回して男子生徒を殴ったり、オーバーなリアクションをしたりと、本場仕込みのボケや鋭いツッコミが繰り広げられた。本多さんは「せりふもよく覚えていた。大人数の前で堂々と演じられたことに驚いた」と絶賛した。

 座長の茶谷友香さん(17)は「笑わせることが、こんなに気持ちいいとは思わなかった。教わったことを今後の人生に生かしたい」と笑顔を見せた。