キャラガーも敵わない ファン・ダイクこそ”リヴァプール史上最高のDF”

相手と競り合うファン・ダイク photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドで数多くのタイトルを勝ち取り、当時世界最高のセンターバックの1人と言われていたリオ・ファーディナンド氏がずっと高く評価しているのがリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクだ。昨季リヴァプールのチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献した頃よりファン・ダイクのことを絶賛しており、その評価は今季に入ってからも全く変わっていない。

リーグ戦では16試合終了時点でリーグ最少となる6失点、チャンピオンズリーグではグループステージ最終節でナポリの攻撃をシャットアウトしてみせた。英『BT Sport』によると、この活躍にファーディナンド氏はファン・ダイクがリヴァプール史上最高のセンターバックではないかと感じているようだ。

リヴァプールにはジェイミー・キャラガーやサミ・ヒーピアなど優れたDFもいたが、プレミアリーグが始まって以降ではファン・ダイクこそクラブ最高のDFとの考えだ。

「4バックだけでなく、チーム全体に落ち着きを与えている。彼はプレミアリーグが始まって以降ではクラブ最高のDFだと思うね。彼の影響力は非常に大きい。リヴァプールは最終ラインが不安定で、常に失点する気配があった。しかし彼が入ってすぐに変わった」

高さ、スピード、パスとファン・ダイクはあらゆる能力を高いレベルで備えており、ナポリ戦でも相手のカリドゥ・クリバーリと同じく非常に目立っていた。この2人は現世界最高のセンターバックを争う存在と言っていいだろう。ファン・ダイクに必要なのはタイトルのみだ。チャンピオンズリーグ制覇、リーグ制覇のいずれかを達成するだけでも、クラブ史上最高のDFとの評価が確立されるのではないだろうか。

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