東邦シートフレームの樹脂コート活用したアルミ製仕上げ材、鉄道駅舎の施設で採用拡大

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 東邦シートフレームの光触媒フッ素樹脂プレコート「ピュアクリーンコート」技術による、天井・壁のアルミ製仕上げ材「スパンドレル」が、トイレやコンコースといった鉄道駅舎の施設で採用が相次いでいる。帯電防止や防汚、抗菌、防臭など多彩な機能が高い評価を獲得。JRや私鉄、地下鉄をはじめ首都圏の各線が実施する改修工事案件に続き、このほど関西の私鉄で導入が決まるなど受注の広域化が進む。

 一連の製品は、アルミ建材メーカー、森村金属製のスパンドレルに、東邦シートフレームがファインメタル事業で展開するピュアクリーンコート技術を搭載。一昨年に商品化して以来、都心や郊外の駅舎で採用実績を上げる。光触媒フッ素樹脂プレコート鋼板をめぐっては、間仕切りや空調システムなど内・外装材の加工製品を手掛けるメーカーに対する素材供給を通じて用途開拓が進む。

 東邦シートフレームは、自社と異業種の技術やノウハウを基に新製品を企画・開発する「オープンイノベーション」を推進している。ファインメタル事業のほか、アイデッキ事業は、昨年開発した高断熱の金属下地屋根シート防水システムをはじめ、木造やソーラーの各工法で屋根防水鋼製下地材「アイルーフ」を設計に折り込む受注が増加する。

 同社では2019年3月期、両事業の伸長に加え、鋼製ドラム缶を主体とする容器事業の自家缶増量や、ポリカ事業が主導する鉄道車両用でポリカとガラスの複層ハイブリッド窓の物件確保などで増収増益を計画する。