愛知産業、エム・テックス社の油吸着シート販売

 溶接機や産業機械の輸入・設計製作・販売を手掛ける愛知産業(本社・東京都品川区、社長・井上博貴氏)は、ナノファイバー化学繊維の研究・製品開発、製造を手掛けるエム・テックス(本社・東京都中央区、社長・曽田浩義氏)が開発した超極細繊維「マジックファイバー」を使用した「業務用油吸着シート」の販売代理業を行っている。

 最先端の技術で作られた新素材・極細ポリプロピレン繊維をシート状に形成。親油性の高いファイバーが油分を吸着して、短時間で大量除去することができる。吸着力はシート自重の約50倍で保持力にも優れる。超撥水性により吸着するのは油のみで水は吸わないため、水に浮いた油の除去などにも使用できる。

 先月の日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)、今月開催された接着・接合EXPO内の愛知産業ブースでも出展。多くの来場者の関心を誘った。愛知産業は今後販売代理店として、工作機械の使用現場や工場内など、潤滑剤や表面処理などで油を多く使用する現場向けに拡販を図っていく。

© 株式会社鉄鋼新聞社