平林金属、古紙リサイクルを強化 3.8億円投じ新工場完成

 総合リサイクルの平林金属(本社・岡山市、社長・平林実氏)は古紙リサイクル事業を強化する目的で、西大寺工場内(岡山市)に製紙原料用の古紙リサイクル新工場を建設した。今月3日から操業を開始した。

 西大寺工場の一角にある遊休地に延べ床面積約2170平方メートルの鉄骨平屋建ての新工場を建設。古紙ベーラーと仕分け機を各一基設置。月産処理能力は1千トン。設備も含め投資額は約3億8千万円。

 同社では現在、一般家庭から排出される小型家電や金属類を有人型店舗で分別回収し再資源化する「えこ便」と古紙回収サービス「eポスト」で月間350トン程度の古紙を集め、処理している。今後はえこ便の拠点数を増やすなどして、入荷量を増やす予定。

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