忘年会シーズン飲酒運転の摘発急増 沖縄県警、取り締まり強化

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 忘年会シーズンの12月に入り、沖縄県内で飲酒運転による逮捕が急増している。県警交通部のまとめによると、11月22~29日の1週間の逮捕者が20人だったのに対して、11月30日~12月6日は49人に上り約2・5倍となった。飲酒絡みの人身事故の事故構成率は10月末で1・85%と全国で最も高く、27年連続ワーストを初めて脱却した昨年から一転し、再び最下位になる可能性が高まっている。県警は「飲酒運転は絶対にしないでほしい」と呼び掛け、今後も取り締まりを強化する方針だ。

 1月から12月10日現在(速報値)で摘発は前年同期比114件増の1899件となっている。12月に入っての摘発は152件で、1日約15件が摘発されている。10月末の事故構成率は前年同期比で0・35ポイント増加。人身事故全体は同569件減少の3563件だが、うち飲酒絡みは同4件増の66件だった。

 今年上半期に実施した摘発者へのアンケートでは飲酒前から「車を運転するつもりだった」と回答する“確信犯”が約5割いた。飲酒運転が減らない背景に、飲酒運転で生じる不利益について認識が足りない現状があるとみられる。飲酒運転の摘発で免許を取り消され職を失う恐れがあるほか、死亡事故を起こした場合、最大懲役20年、3千万円以上の被害補償を負うことがある。