ミッドウィークに開幕戦を迎えたFIFA主催のUAEクラブワールドカップ。史上初の3連覇を目指すレアル・マドリードも来週から参加予定だが、果たして絶対王者をどのクラブが阻止することになるか。注目の3チームを紹介する。
開催国代表 アル・アイン
サンフレッチェ広島から2017年に移籍した塩谷司が所属するアル・アインは、開幕戦で早速ダークホースぶりを発揮した。オセアニア王者チーム・ウェリントンとの一戦では、0-3という劣勢から塩谷のゴールで怒涛の追い上げを見せ、3点差を追いつき試合はPK戦へ。塩谷を含めた4人が決めたアル・アインが勝利を収め、次ラウンド進出を果たしている。
アジア王者 鹿島アントラーズ
”打倒レアル”に向けリベンジに燃えているのがアジア王者の鹿島アントラーズだ。2016年決勝でレアルと対戦している鹿島は、1点ビハインドから当時アントラーズに所属していた柴崎岳の2ゴールで逆転に成功。延長戦までもつれ込んで最後は根負けしてしまったが、同大会で最もレアルを追い込んだクラブとして称賛され、柴崎はスペイン行きを果たした。今回は初戦のグアダラハラに勝利すれば、準決勝でレアルと対戦する。
南米王者 リーベル・プレート
バス襲撃事件で史上初のスペイン開催となったコパ・リベルタドーレス決勝。ボカ・ジュニアーズとの”スーペルクラシコ”を制したリーベル・プレートがレアル対抗の最右翼だ。2015年以来のクラブワールドカップ参加となるリーベルは、レアルの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで南米王者を決めた稀有な運命を持ち、決勝でレアルを下して優勝すればドラマティックな結末となるだろう。