滝沢秀明、今年の漢字は“行”。「大きな男になります」ファンに誓い

年内で芸能界を引退する滝沢秀明が、2019年1月13日スタートのWOWOWプライム「連続ドラマW 孤高のメス」(日曜午後10:00)の第1話完成披露試写会に仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、長塚京三、内片輝監督らと参加した。2018年を表す漢字一文字を聞かれた滝沢は「今回、大きな決断をしましたので、その決断はさよならではない、さよならという言葉は使いたくないので、行ってきますという意味で『行』」と発表し、「とにかく大きな男になって、人として大きく皆さんの期待に応えられるような男になりたい」とファンに向けて誓いを立てた。

本作は旧態依然とした医療体制の中で、患者を救うという信念を持つ外科医・当麻鉄彦(滝沢)が、あらゆる難手術に挑み、目の前の患者たちの命を救おうと奮闘するが、日本初の臓器移植手術を前に、権力絶対主義と古い慣習に塗り固められた医療体制がその行く手を阻もうとするストーリー。役に「手応えがある」と自信をみなぎらせる滝沢は「信念を持ってブレずに前に進む姿は、男が見てもカッコいい生き方と思える。自分がやりたいことや求められていることはいろいろあるけれど、自分の思いは当麻のように大事にしていかなければいけないと思えた」と刺激を受けたよう。

一方、滝沢との共演に工藤は「初めてだったので怖い面があったらどうしようと不安だったけれど、滝沢さんは朝に会えば笑顔で『おはよう』、撮影現場でも何げない話をしてくれたり、こちらの緊張をいい方向にもっていこうとしてくれる優しさがあった。滝沢さんは、出会えたことを宝物だと思えるような人です」としみじみ。それに滝沢は「もっとふざけて言うのかと思ったけれど、真面目だったので緊張した」と照れつつ「同世代だし、役的にもずっと一緒にいる役。この現場では一番会話をした人。楽しい時間を過ごすことができた」とうれしそうだった。

山本は「大先輩の方々と並んで緊張しています」と恐縮気味も「オペ看として手術器具の名前を全部覚えたし、滝沢さんに渡す時に“パン!”と音を立てるべく、練習もしました」と報告。それに滝沢は「山本さんのすごさ、うまさを一番分かるのが僕。もうプロ並みで、山本さんは器具の名前を全部覚えていて、似ているような器具の中から正しいものを素早く取る」と太鼓判を押していた。

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