【ライブレポート】「いつだってどこだってだれとだって100%あっこゴリラ!」メジャー1stフルアルバム発売記念『GRRRLISM RELEASE ONEMAN PARTY』

あっこゴリラがメジャー1stフルアルバム『GRRRLISM』(12月5日発売)のリリースを記念して、リリース週末である12月9日(日)に東京・SHIBUYA WWWXにて『GRRRLISM RELEASE ONEMAN PARTY』を開催した。

ステージモニターに「GRRRLISM」のロゴが映し出され期待感でざわめく会場に、爆音でオープニングSEが流れる。颯爽と登場したサポートメンバー・BNNZがオーディエンスを煽ると、あっこゴリラが「GRRRLISM」フラッグを掲げて登場。ギター・SP、ドラム・KD、ベース・Ryuki、サックス・顔面塗料からなるバンドセットと「あっこゴリラです!」のシャウトから「TOKYO BANANA」で会場のテンションを一気にトップギアへ持っていく。

「GRRRLISM ONEMANにようこそ!」と叫ぶと「地球の歩きかた」へ繋げる。ステージにはピンク色のゴリラが! 「黄熱病」を披露すると「ジェイソン」「遺書」では新たにBNNZのメンバーとなったダンサーの姉妹・エイミーとアリも加わり、さらにフロアの熱量を上げていく。所狭しとステージの左右はもちろんステージ脇に設置された脚立の上まで、縦横無尽にパフォーマンスを繰り広げると、オーディエンスも応えるように手を振り上げフロアを揺らす。

「GRRRLISMワンマンに来てくれてほんとにありがとう!」と集まったオーディエンスに感謝を伝えると、「今日は私が主役だけど、君も主役だから! っていうか、君が、主役だから! うちらで一緒に楽しい最強の時間を作れたらいいなと思います! 今日は楽しんで行きましょう!」と会場を盛り上げる。

続けて披露された「電光石火」ではBNNZのシックスマンとしてZiNEZ a.k.a. KAMIKAZEを呼び込み、フリースタイルバスケとコラボ。サビでは「ワンバウンドからのダンクは」「やべー」のコールアンドレスポンスが湧き上がる。

BNNZメンバーがマイクリレーを披露する中、気がつくとあっこゴリラがドラムのポジションに。「私が元ドラマーだってこと、そろそろ忘れてない? 私のドラムで踊りな!」と怒涛のドラムパフォーマンスを披露し、オーディエンスを驚かす。

その後も「THIS IS ME」「GOOD VIBRATIONS」とニューアルバムからの楽曲を続けて披露し、「開戦前夜」ではオーディエンスの中に降り立ちスマホのフラッシュライトに照らし出される中、フロアの中心で唄い上げた。

MCでは「うちらは価値観が揺るがされて壊われていって、また新しいものが生み出されていく、そういった瀬戸際の面白い時代に生きていると思う」「自分が何をジャッジするか、何をチョイスするか、そのものさしはどこでつくったのか、ハンドメイドのものさしで世界を見たい」と語る。アルバムコンセプトとして公開されている、人から決められた“らしさの枠組み”から抜け出し、「決めるのは、わたしたち自身だ!」というメッセージ、そしてありのままの自分を信じる勇気を唄うメジャーデビュー曲「余裕」を披露。

続けて披露された「ゲリラ」でスペシャルゲスト向井太一が呼び込まれると会場の盛り上がりはピークへ。サビでは「ゲリラゴー(豪雨)」の大合唱が起こりフロアが揺れる。

さらに「グランマ」「オーバー・ザ・ボーダー」「エビバディBO」と立て続けに披露すると、アルバムタイトル曲「GRRRLISM」では再び総勢7名となったBNNZとピンクのゴリラも含めたフルキャストでのステージを披露。

そして、アルバムでもラストを飾る「ウルトラジェンダー」へ。会場が更なるピークを向かえる中、ラストは圧巻のドラムパフォーマンスで締めくくった。

アンコールに応えて再びステージに登場したあっこゴリラは、「私はいつだって私だし、いつだってどこだってだれとだって100%あっこゴリラなんでよろしく! 私はピュアにまっすぐ、自分が伝えたいことを一生懸命届けに行くし、新しい価値観を届けにいくから。なので、いいからついてこいよ!」と叫び、「GREEN QUEEN」を最後に披露。「ありがとう! また会おうね!」とステージをあとにしライブに幕をおろした。

なお、あっこゴリラは来年2月に『GRRRLISM ONE MAN TOUR』として名阪でのライブ、そしてアンコールMCで発表された3月26日、SHIBUYA CLUB QUATTROでのファイナル追加公演を控えているので、是非チェックしていただきたい。(photo:横山マサト)

【セットリスト】

M01. 100%AKKOGORILLA

M02. TOKYO BANANA

M03. 地球の歩きかた

M04. 黄熱病

M05. ジェイソン

M06. 遺書

M07. 電光石火

M08. THIS IS ME

M09. GOOD VIBRATIONS

M10. 開戦前夜

M11. 余裕

M12. ゲリラ×向井太一

M13. グランマ

M14. オーバー・ザ・ボーダー

M15. エビバディBO

M16. GRRRLISM

M17. ウルトラジェンダー

En01. GREEN QUEEN

© 有限会社ルーフトップ