生きているのつらい…妻の首絞め殺害、容疑の77歳夫を逮捕 自殺図り、自宅に火を付けたか/幸手

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 埼玉県幸手市で11日に住宅の一部が焼けた火災で、自宅で妻の首を絞めて殺害したとして、県警捜査1課と幸手署の合同捜査班は13日、殺人の疑いで、同市、無職の男(77)を逮捕した。

 逮捕容疑は11日、自宅で妻(72)の首を絞めて窒息させ殺害した疑い。「殺したことは間違いない。生きているのがつらく、妻と一緒に死のうと決心した」と容疑を認めているという。

 同課によると、火災は11日午後1時25分ごろ発生。男と妻が1階寝室で倒れており、妻は搬送先の病院で死亡が確認された。

 司法解剖の結果、妻の死因は首の圧迫による窒息死と判明。男に事情を聴いたところ、「妻の首を絞めた」と供述したため逮捕した。

 男も搬送されたが軽傷。首の右側と左手首に刃物で切ったような痕があり、「カッターで切った」と供述しているという。

 男は5人暮らし。当時自宅には2人だけだった。孫の男子高校生(15)が帰宅して火災に気付き119番した。リビングの一部が焼け、寝室のカーテンにも燃えたような跡があった。

 県警は男が妻を殺害して自殺を図ろうとしたとみて、動機や経緯を詳しく調べる。自宅に火を付けた可能性があるとみて、出火原因なども捜査している。

妻への殺人容疑で男が逮捕された事件の現場となった住宅=13日午後4時半ごろ、幸手市(画像の一部を加工しています)