「黒田五寸人参」PR 原種育成会 大村市長に寄贈

 大村市特産の「黒田五寸人参(にんじん)」の生産者らでつくる県黒田五寸人参原種育成会が13日、市役所を訪ね、園田裕史市長にニンジンを贈った。
 黒田五寸人参は普通のニンジンよりも軟らかく甘いのが特長。今年は約20戸が計2ヘクタールの畑で約50トンを収穫する見込みで、現在収穫と出荷のピークを迎えている。
 JAながさき県央人参部会中部支部の黒田洋一郎支部長は「今年は豊作。最近はシェアが下がり、他の品種に変わりつつあるが、先代たちが築いてきた育成会を続けている」とあいさつ。搾ったジュースを味わった園田市長は「黒田五寸人参はブランド価値が上がっている。全国の皆さんに知ってもらいたい」と話した。
 JAながさき県央みかん部会中部支部(五道常守支部長)も同行し、ミカンのブランド品「はなまる物語」を寄贈。市役所玄関前で黒田五寸人参と併せて即売会を開き、PRした。

黒田五寸人参をPRする原種育成会の会員と園田市長(右)=大村市役所

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