玖珠の誇り住民が守る、転車台のさび止め作業 豊後森機関庫公園【大分県】

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転車台にさび止め塗料を塗る参加者=玖珠町

 玖珠町の豊後森機関庫公園で機関庫転車台(国登録有形文化財)の保守作業があった。普段は立ち入ることができない転車台に触れてもらおうと、豊後森機関庫活用推進協議会(穴井裕康会長)が一般に呼び掛け、町職員や地元ボランティアら約20人がさび止め塗料を塗った。

 転車台は1934年に完成した旧豊後森機関庫へ蒸気機関車(SL)を収納する装置。70年、ディーゼル車の導入でSLは廃止され、転車台も使われなくなった。その後、長く放置されていたが、2001年に保存活動を開始。12年の文化財指定につながった。

 9日にあった保守作業は専門業者が実施した昨年に続き2回目。北山田小6年の秋好正基君(12)は「月1回のSLの清掃にも参加している。観光客も多いので、やりがいがある」。穴井会長は「玖珠の誇りを残していくため、活動を続けていきたい」と話した。

 町はクリスマスや年末年始に合わせ、22日から1月6日の日没~午後9時ごろの間、機関庫をライトアップする。サーチライトで照らされる幻想的な光景は、公園内や国道387号、JR久大線の列車から見ることができる。問い合わせは町商工観光振興課(TEL0973・72・7153)。