【MLB】ブルージェイズが菊池雄星獲得へ超本気 アトキンスGM「もちろん直接会う」

ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】

12月下旬に予定される直接面談でトロントをアピール

 ブルージェイズのロス・アトキンスGMが13日(日本時間14日)、西武からポスティングされた菊池雄星投手獲得に向けて「もちろん直接会う」と話し、ロサンゼルスで行われる予定の直接面談に意気込みを見せた。

 日本人左腕が正式にポスティングされる前から、獲得への熱意を隠さなかったアトキンスGMは、ウインターミーティング最終日を迎えても「彼を獲得したい気持ちに変わりはない」と言い切った。国際担当スカウトを務めるダン・エバンス氏を中心に、長らく菊池を調査。球団スタッフが何度も来日し、27歳左腕のパフォーマンスをチェックした。アトキンスGMは「キクチは非常に才能ある投手。ぜひ我がチームに迎えたい」と高く評価している。

 ブルージェイズにとって先発ローテの補強は急務だ。ローテで確定しているのは、マーカス・ストローマン、アーロン・サンチェス、ライアン・ボルッキーの3人だけ。菊池以外にもシェルビー・ミラーやマイク・ファイアーズらFA先発投手の獲得や、トレードを積極的に画策している。

 菊池の代理人を務めるスコット・ボラス氏は、12月下旬にも希望する球団を招いて、日本人左腕と直接面談する機会を設けることを明らかにしている。アトキンスGMは「もちろん直接会う」と乗り気で、「実際に本人と会って、ブルージェイズの良さ、球団の方針、トロントの良さを伝えたい」と話した。

 菊池は近日中にも渡米する予定で、ボラス氏が事務所を構えるロサンゼルス近郊で獲得意志を持つ球団と面談を行う。アトキンスGMの熱意は菊池の心を射貫くことができるだろうか。(佐藤直子 / Naoko Sato)

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