新県立図書館 初年度125万冊 月曜休館 長崎県教委が概要 駐車場200台超、30分無料

 長崎県と大村市が同市東本町に建設を進め、来年11月末開館予定の県立・市立一体型図書館(仮称)について、県教委は13日までに、休館日を毎週月曜日にすることや、多目的ホール利用料(毎時900円)、駐車場利用料(入場から30分まで無料、以降30分ごとに50円)などに関する計画を明らかにした。県教委によると、初年度蔵書数は約125万冊を予定している。
 計画によると、新図書館(愛称「ミライon図書館」)の開館時間は平日午前10時~午後8時、土日祝日は午前10時~午後6時。200人収容可能の多目的ホール(約222平方メートル)を1階に、76人収容可能の研修室(約95平方メートル)を2階に設ける。研修室の利用料は毎時400円。
 敷地北側には189台(うち障害者等用8台)分のゲート式駐車場を整備。南側にはロック式駐車場17台分を設ける。いずれも開館日に利用可能。料金は1日千円を上限とする。
 多目的ホール、研修室、駐車場の利用料はいずれも、市内のほかの公的施設や駐車場の料金を基に設定。県教委は施設の清掃や点検、駐車場の料金徴収といった事務作業について、市に委託したい考えだ。
 新図書館は地上6階建て、延べ床面積約1万3200平方メートル。

建設が進む新図書館=大村市(10月24日撮影、県提供)

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