「熟柿のペースト」商品化へ 

真岡北陵高生、茂木の生産組合と開発開始

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柿生産組合から話を聞く生徒たち

 【茂木】干し柿として製品化できない熟柿(じゅくし)を無駄にせず有効活用しようと、真岡北陵高食品科学科の生徒が河井上柿生産組合と協力して、柿のペーストを使った商品の開発に乗り出した。9日、食品科学同好会の3人と顧問らが、河井の選果場で組合側と初めての情報交換を行った。

 「長寿柿」の名で蜂屋柿の干し柿を生産販売している同組合では例年、生産量の5%ほどに当たる約1トンが製造過程で熟すなどして廃棄されてきた。収益向上にはこの活用が課題で、県芳賀農業振興事務所の協力を得て熟柿をペーストにし、加熱で渋味が出る「渋戻り」しない方法を昨年度考案。JAはが野で加工、冷凍保存できるようになったが、ペーストを使った商品化が課題だった。

 同校の生徒と組合の情報交換には同事務所も加わり干し柿を試食。「初めて食べた」と話す生徒がいる中、小林孝寿(こばやしこうじゅ)組合長(71)は「柿はビタミンCも豊富。柿の底力を認めてほしい」と若い世代に柿を食べてもらうための活用法考案に協力を求めた。

 山下伶梨(やましたれいな)さん(17)は「柿のモンブランはどうか」、水沼早貴(みずぬまさき)さん(17)は「パンもいいと思う」、中山未裕(なかやまみゆう)さん(16)は「餡(あん)に練り込むとかアイスに柿のソースをかけるのもいい」。生徒たちは早速具体的なアイデアが浮かんだ様子だった。