日立金属、海外向け鉄道車両用新「LANケーブル」開発

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 日立金属は13日、海外向け鉄道車両用のLANケーブルを開発したと発表した。欧州の鉄道車両火災安全性規格に対応しながら情報を高速伝送できるケーブル。昨今の鉄道車両高機能化に合わせて、通信ケーブルに対しても優れた機能性を求めるニーズが拡大。同社の開発品は構造や材料の工夫で市場の要望に対応するものとなっている。

 鉄道車両に搭載されるケーブルには火災安全性規格で規定される燃焼試験を満たす特性が必要。同社が開発した高速通信用のカテゴリー7LANケーブル「CO―IREE―SB・C7E(X)」は独自に培ってきた鉄道車両用電線での火災安全設計技術を活用している。構造の工夫に加えて高難燃性・ハロゲンフリーの外被材料を採用したことで、電気特性と欧州規格での鉄道車両火災安全性を両立。車両用電子機器のイーサネット化や乗客へのインターネットアクセスサービス提供による、情報通信量の増加に応えられる製品となっている。生産は茨城工場が担当する予定。

 同社の電線材料カンパニーでは鉄道関連のビジネスを注力分野の一つに位置付けている。今回のラインアップ拡充により、欧州やアジアなどに向けた鉄道車両案件の高機能化ニーズにより幅広く対応できるようになる。