趣味は筋トレ!? TVhが開局30周年の新キャラ「シロクマセブン」を発表!

TVh(テレビ北海道)の開局30周年記念プロジェクトの説明会が12月13日に行われ、松井正憲社長らが出席した。節目を記念して新たなキャラクター「シロクマセブン」と新キャッチコピー「目立つより、光れ。」が披露されたほか、大型のドキュメンタリー企画や、「旅」をテーマにした自社制作番組に取り組むことなどが発表された。

テレビ北海道は1989年10月1日に“平成新局”として開局。2019年10月1日に開局30周年を迎えるにあたり、19年1月1日から20年3月31日までの15カ月間を“30周年期間”とし、記念番組や事業に取り組む。松井社長は「放送法の改正やローカルテレビ局の経営基盤のあり方が議論されるなど、放送界が未曾有の変化の時代に突入する中、地域の情報発信の中心的担い手として勝ち残り、北海道の人たちの暮らしや心が少しでも豊かになる一助となることが、われわれのミッション。開局30周年を機に、今後も変わり続け、生き残るステップとしたい」とプロジェクトの狙いを説明した。

新キャラの「シロクマセブン」は、「開局30周年を機に入社したテレビ北海道の新入社員」という設定。子どもの頃はひ弱で引っ込み思案だったが、「そんな自分をなんとか変えたい」と毎日思い続け、あることをきっかけに体を鍛え、肉体改造に成功。ただ、未だに人見知りで繊細な性格のため、マスクで顔を覆って本当の自分(内面)とは違う強いマスクマンを演じている、という誕生ストーリーだという。“普段は物静かだが、何かあれば人助けに励む”という性格は、「変わり続けながらTVhのブランド力を高め、もっと道民の心と暮らしに寄り添うテレビ局になろう」という開局30周年テーマを表している。ちなみに、趣味・特技は「筋トレ、ダンス、スポーツ全般、読書(愛読書はゲーテの詩集)、旅全般」。弱点は「意外と寒さに弱い」こと。

社員公募のイラストを基に決定したという新キャラは、筋肉ムキムキなのが特徴。一般的なゆるキャラとは一線を画した外見の理由を、担当者は「これからの変化に対応するため、動きのある活動的なイメージを盛り込んだ」と説明。現在、着ぐるみを制作中で、19年1月以降、イベントや番組でお披露目される予定だという。

開局30周年記念の大型ドキュメンタリー企画は、ある有名人物を長期取材したもので、19年3月に全国放送予定。また、「旅」をテーマにした自社制作番組は、4月から毎月1回、週末のゴールデンタイムに1時間枠で北海道ローカル放送する。深夜帯ではなく、視聴率の高いゴールデンタイムに自社制作番組をレギュラー放送することは、TVhにとって初の試みで、担当者は「5年、10年続けてTVhの看板番組に育てたい」と意気込みを語った。

説明会ではこのほか、奈良・唐招提寺御影堂の修理に伴い、通常は非公開となっている日本画家・東山魁夷(ひがしやまかいい)の障壁画の全貌を紹介する「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」(19年6月8日~7月28日、会場/北海道立近代美術館)をはじめ、「北海道メイカーズ」(19年1月19・20日、会場/札幌ドーム)「宝塚歌劇 星組 全国ツアー 北海道公演」(19年5月21~23日、会場/札幌文化芸術劇場 hitaru)「さっぽろ落語まつり 三遊亭円楽プロデュース」(19年5月24~26日、会場/札幌文化芸術劇場 hitaru、道新ホール、共済ホール)を開局30周年記念事業として開催することも発表された。

© 株式会社東京ニュース通信社