ミスコン席巻のロ・モデル、なぜ国会議員秘書?

批判殺到でコメント削除

©株式会社全国新聞ネット

太田清

47NEWS編集長

太田清

47NEWS編集長

共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

太田清の記事一覧を見る
ソフィア・ニキチュクさん。インスタグラムから

 2014年に「ミス・エカテリンブルク(ロシア・ウラル地方の都市)」、15年に「ミス・ロシア」、同年「ミス・ワールド」準ミスとなるなどミスコンテストを席巻したロシアの著名モデル、ソフィア・ニキチュクさん(25)が14日までに、下院議員の秘書となったことをインスタグラムで明らかにしたところ、批判的なコメントが殺到し、ニキチュクさんはコメントの削除に追い込まれた。ニュースサイト「ニュース・ルー」などが伝えた。 

 与党「統一ロシア」所属のセルゲイ・クリボノソフ議員の秘書で、批判の具体的内容について触れられていないが、政治経験が全くないモデルが政治家の秘書をすることへの非難などが含まれていた可能性もある。 

 ロシア憲法記念日の12日、ニキチュクさんはインスタグラムに下院内でロシア国旗を背景にしたスーツ姿の写真をアップ。「憲法記念日おめでとうございます。この記念すべき日に、下院議員の秘書となり、最初の満足感を味わっています。偉大なるわが国で、すべての人が、みずからの存在意義や平等、自由を感じることができるよう祈っています」と書き込み、議員秘書となったことを明らかにした。 

 ニキチュクさんのインスタグラムには35万人以上のフォロワーがいるが、好意的なコメント以外に多数の批判的な意見が寄せられたという。クリボノソフ議員はニキチュクさんが具体的にどのような仕事をするかは決まっていないと語った。 

 ニキチュクさんはウラル地方のチェリャビンスク州で、軍人と医師の父母の下に生まれた。ミスのタイトルを次々と得た後、エカテリンブルクのウラル連邦大学を卒業。モデルとしての活動を始め、歌手のアレックス・マリノフスキーさんのビデオクリップなどにも出演。著名な歌手やデザイナー、プロサッカー選手との交友関係も伝えられた。 

 今年2月には、芸能人やスポーツ選手など著名人らでつくるプーチン大統領支持の社会運動「プーチン・チーム」に参加したことを表明。「プーチン氏支持の運動の目的が、私の価値観と完全に一致しました」と、参加の理由を明らかにしていた。 (共同通信=太田清)