<レスリング>【2018年世界選手権・レビュー(30)完】男子グレコローマン130kg級/決勝・表彰式・闘いのあと

(2018年10月27~28日、ハンガリー・ブダペスト / 撮影=保高幸子)


【男子グレコローマン130kg級・優勝】
Semenov, Sergey(セルゲイ・セメノフ=ロシア)

  1995年8月10日生まれ、23歳。2012年に欧州カデット選手権で優勝。2014年世界ジュニア選手権優勝、2015年U23欧州選手権優勝などを経て、2016年のロシア選手権で優勝し、リオデジャネイロ・オリンピックへ出場。銅メダルを獲得した。2017年もロシア国内で勝ったが、世界選手権には出場せず、U23世界選手権で優勝。今年、ロシア王者を経て初の世界一に輝いた。

《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[フォール、1:08=9-0]Coon, Adam(米国)
準決勝 ○[2-0]Nabi, Heiki(エストニア)
3回戦 ○[フォール、3:22=6-0]Pino Hinds, Oscar(キューバ)
2回戦 ○[Tフォール、3:48=10-1]Chernetski, Aleksander(ウクライナ)
1回戦  BYE


2~3位選手

[2]Coon, Adam(アダム・クーン=米国)
[3]Pino Hinds, Oscar(オスカル・ピノ・ヒンズ=キューバ)
[3]Kim, Min-Seok(金民石=韓国)

【左から】2位=アダム・クーン(米国)、優勝=セルゲイ・セメノフ(ロシア)、3位=オスカル・ピノ・ヒンズ(キューバ)、金民石(韓国)

その他の注目選手の闘い

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック2位で昨年に続く世界王者を目指したリザ・カヤルプ(トルコ)は初戦で前年2位のヘイキ・ナビ(エストニア)に1-2で黒星。ナビは優勝したセルゲイ・セメノフ(ロシア)に敗れたため、メダル争いに加われなかった。ナビは3位決定戦でオスカル・ピノ・ヒンズ(キューバ)に敗れて5位。

 前年3位のヤスマニ・アコスタ・フェルナンデス(チリ=元キューバ)もナビに3回戦で敗れた。

 アジア大会優勝のムミンジョン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)、同2位のヌルマカン・ティナリエフ(カザフスタン)はともに不出場。


【男子グレコローマン130kg級・決勝】
Semenov, Sergey(ロシア)○[フォール、1:08=9-0]●Coon, Adam(米国)

© 公益財団法人日本レスリング協会