◎…宮崎市の宮崎公立大民俗学研究室は14日、県内で古くから栽培され、収穫量が減りつつある在来野菜を使った「在来再来弁当」を発表した=写真。2014年から毎年作っており、今回が5代目。
◎…地域の食文化の風化や消滅を防ぐため考案。「新富レンコン」のあんかけ団子など7品目が入る。このうち高千穂産の「麻尻大豆」は市場からほぼ消えており、甘さを生かして白あえにした。
◎…同大学で23日に開くイベントで参加費込みの千円で限定販売される。「在来野菜の価値を見直すきっかけになれば」と担当の永松敦教授。希少な野菜の“芽”が再び出ることを願っている。