「難病なくす」掛け声に 「193(いくみ)募金」兵庫県内外の15校で実施

©株式会社神戸新聞社

「193募金」と書かれたポスターや箱を手に、山本さん(右から3人目)と募金を呼び掛ける生徒=明石商業高校

 筋肉の中に骨ができる難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」と闘う山本育海さん(21)=兵庫県明石市=や難病研究を支援する募金活動が14日、明石市内の7高校など県内外の15校であった。山本さんが明石商業高校3年生だった3年前、名前にちなんで始まった「193募金」。根を張った活動は阪神間や大阪にも広がっており、今回は参加校が過去最多に。「難病という言葉をなくしたい」という山本さんの思いが、生徒たちの合言葉になっている。

 193募金は2015年から、明石市内の高校の生徒会が連携し、山本さんの誕生日に合わせて開催。山本さんの卒業後も、後輩たちが活動を引き継いでおり、今回は、神戸龍谷高(神戸市)や仁川学院高(西宮市)、賢明学院高(堺市)が初参加した。難病研究に取り組む京都大iPS細胞研究所(所長・山中伸弥教授)に全額を寄付する。

 明石商高では、生徒会役員や有志の1~3年生が募金箱やポスターを手作り。この日は12人が、山本さんとともに登校時の校門に立ち、白い息を吐きながら「募金に協力お願いします」と声を張り上げた。2年生で生徒会長の堀寿充さん(17)は「明石以外にも広がった支援の輪をさらに広げたい」と意気込んだ。

 山本さんは「僕が卒業しても後輩たちが続けてくれ、難病をなくしたいという気持ちでつながっていてありがたい。自分もできることを頑張りたい」と話した。(勝浦美香)