ホワイトソックスが強肩捕手・マッキャンと1年契約で合意

マリナーズとのトレードでオマー・ナルバエスを放出したホワイトソックスは、その穴埋めとなる補強を完了した。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ホワイトソックスはフリーエージェントの強肩捕手、ジェームス・マッキャンと1年250万ドルで契約合意。身体検査の結果を待って正式に契約成立が発表される見込みだが、ホワイトソックスは今季まで同地区のタイガースで主戦捕手を務めていた強肩捕手を獲得することに成功した。

現在28歳のマッキャンはメジャー2年目の2015年にメジャー定着を果たし、そこから4年連続で105試合以上に出場。2016年に12本塁打、2017年に自己最多の13本塁打を放つなど、下位打線でパンチ力を発揮して打撃面でも存在感を見せていたが、今季は自己最多の118試合に出場したものの、打率.220、8本塁打、OPS.581という自己ワーストの成績に終わり、オフに入ってタイガースからノンテンダーFAとなっていた。

守備面では強肩が最大の魅力であり、盗塁阻止率は2015年が40.6%、2016年が45.0%、2017年が29.6%、今季が36.5%と、2017年を除いて高水準を維持。その強肩は名前と「キャノン」を合わせて「マッキャノン」と呼ばれ、ファンの間で親しまれている。ただし、フレーミング技術には難を抱えており、それが正捕手としての地位を確立できない一因となっていた。

また、マッキャンは左投手を苦手としており、新天地でもプラトーン要員として起用される可能性が高い。来季のホワイトソックスはウェリントン・カスティーヨとマッキャンの捕手2人体制でシーズンを戦っていくことになりそうだ。

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